オリジナル雑貨と猫ちゃんが和ませてくれるショップ&カフェを経営するチコさんにインタビュー!
チコさんがタイにやって来たのは1996年のこと。実はこの国に対する知識は全くなかった。
「家具のデザイン事務所に働いている頃、知人が会社をタイに立ち上げることになり誘われたんです。それで、ガイドブックを開き、“あ、プーケットってタイにあるんだ”って初めて気づいたくらいでした(笑)」
もともと、海外で暮らしてみたいという夢があった。大学時代には、バックパックを担いでヨーロッパの古い建築物を見て回ったりもした。
「だから、外国であればどこでも良かったんです。たまたま、それがタイだった、と。全く未知数でしたが、不安より、期待の方が大きかったですね」
そして、実際にタイに足を踏み入れた。バラックの家々、ごった返す市場、BTS(高架鉄道)が出来る前で現在以上にひどい渋滞、ぎゅうぎゅう詰めの満員バス・・・。
「日本と比べると雑多でグチャグチャしていて、その分、エネルギッシュで面白そう!という感じでした」
勤務することになった会社は、インテリア関係の素材を製造・販売すると同時に、内装の施行までも行っていた。チコさん自身も、現場監督として現地のワーカーたちを指示した。
「これが、大変でした。まずマトモに仕事に来ないんですよ(笑)。無断欠勤やら遅刻ばかり。
あげく、午前9時就業なのに午後5時に来て“超過手当てをくれ”とか(笑)」
こうして、次第にタイ式の仕事に慣れていくのだが、通貨危機の影響で仕事が激減、会社は残念ながら撤退することになった。輸出部門だけが残され、チコさんは契約社員として働くことになる。
「この頃から独立を考え始めていて、私がデザインした小物を作ってくれる職人さんたちを探し、日本の知人の雑貨店に送ったりしていました」
そして、念願の日が意外と早くやって来る。







